全身がガチガチに緊張状態なのに、検査では、肉体的なダメージがない・・・???
という方が、来られました。
まず最初に考えられる原因は、精神的・心理的なことなので、そのことで何かありませんか?と尋ねてみると、嫁姑問題の真っ只中だそうです。
30歳ぐらいの方なので、お姑さんは、50~60代といったところでしょうか。
具体的な内容はわかりませんが、ひとつ確かな事があります。
50~60代ならば、お姑さんもまだまだ元気です。
でも、必ず老いはやってきて、いつまでも、精神的にも肉体的にも優位に立てるわけではありません。
いずれ立場は逆転します。
そうすると、今までしていたことが、そのまま自らに跳ね返ってくることになります。
そうなってからでは遅いです。
そうは言っても・・・どうしても合わない。
この人はなぜ、私の言っていることが理解できないのだろうと思ったことはありませんか?
習慣、環境、役割などで身に付けている性格とは別に、持って生まれた本質的な性格が存在します。
その性格を科学的に説明すると、脳内神経伝達物質の割合で決まってきます。
やる気のドーパミン、怒りのノルアドレナリン、幸せホルモンのセロトニンの量を、それぞれ高い・普通・低いで分類すると、9種類の性格に分けることができます。
生まれた瞬間からの性格が9種類に分けられるとしたものが、エニアグラムです。
それを知ると、なぜ、その人は、そういう行動をするのかが理解できるようになります。
自分には理解できなかった行動が理解できるようになります。
実際分類しようと思うと、本来の性格は無意識の行動から読み取らないといけませんし、9種類もありますし、様々なテクニックを使わないと難しいです。
また、完全に9種類に分けられるわけでもありません。何種類か混ざっている場合もあります。
でも、その存在を知っているだけでも、この人はもしかしたらこうなんじゃない、と相手への理解が一歩進み、対応が少し穏やかになるのではないでしょうか。