プロ野球の世界で、活躍が期待されて入団したものの、コーチによるアドバイスでフォームが崩されて、活躍できずに引退に終わるというのは、よく聞く話です。
コーチは良かれと思ってアドバイスすると思うのですが、自分の体験から「自分には正しい」ことが、「人にも正しい」とは限らないということです。
やる気のあるコーチほど、やってしまいがちなことです。
これは整体師にも当てはまります。
整体師が「自分が正しい」と思って、アドバイスすることはよくあります。
熱心な整体師ほど、アドバイスしてくれます。
自分は、20年以上も前から、あちらこちらで整体を受けてきましたが、「いやー、違うと思うんだけどな」と思うアドバイスがよくありました。
簡単な検査だけで判断されたアドバイスは、注意する必要があります。
さらに、それもしないでアドバイスしてくる場合は、要注意です。
例えば、ある整体師は、摂食障害の子供の話をしたら、「原因は、母親との関係が・・・」と話し始めました。
それはあくまで、一般論であって、目の前に人に当てはまるとは限りません。
自分がした検査では、父親との関係の問題が出てきて、それは本人にも確認済みでしたが。
ここでは、これでもかというぐらい検査します。
腰が痛いと言おうが、首が痛いと言おうが、全身を検査し、さらに・・・といった具合に。
そうやって、「その人に正しい」答えを得ようと努力しています。