骨格矯正、骨盤矯正をするには、矯正する関節の靭帯に緩みがないという絶対条件が必要です。
靭帯というのは、骨が必要以上にずれないように動きを制限している結合組織です。
そのため、関節には必ず靭帯が存在しています。
自分も使っていた経験がありますが、靭帯の正常な遊びの範囲内であれば、骨格矯正や骨盤矯正は有効で、即効性があります。
骨格矯正や骨盤矯正の技術を習う時に、靭帯の緩みがある場合、固定しかないと教わります。
しかし、靭帯の緩みがあるかどうかの検査は、習いません。
繰り返し矯正してダメだったら、靭帯の緩みがあると判断しろと言われます。
つまり、靭帯のゆるみがあるかどうかわからず、骨格矯正、骨盤矯正を行っていることになります。
靭帯の緩みがあると、その場では良くても、何度、骨格矯正、骨盤矯正しても歪んできてしまいます。
良心的なところであれば、途中で、固定するなり、矯正できないと言ってくれますが・・・
大抵は、週一で延々と通わされることになります。
靭帯の緩みの検査をし、その修復を促す施術もするところでは、骨格矯正や骨盤矯正をあまり謳いません。
骨格の歪みも骨盤の歪みも、靭帯が緩んだ結果に過ぎないとわかっているからです。
骨格矯正、骨盤矯正を謳う時点で、靭帯の緩みは扱えない可能性大です。
骨格矯正、骨盤矯正で重要視されるのは、骨と筋肉ですが、骨と筋肉で形作られているわけではありません。
靭帯、腱、筋膜、骨膜など、結合組織も含めて、扱えないといけません。勿論、それ以外も・・・