腰椎椎間板ヘルニア
椎間板は、中央部の髄核とその回りを覆う線維輪でできています。
状態
- 腰の痛み。
- 足にしびれや痛みが出る場合もある。
原因
腰に負担をかけるなどして、椎間板の線維輪が破けて、中のゼラチン状の柔らかい髄核が出てきて、神経を圧迫することが原因です。
ここで調べると、足元から腰にかけて異常が連なることが多いため、足元の歪みが上へと伝わり、椎間板を変形させ、神経を圧迫して、痛みやしびれを引き起こしていることがわかります。
足元の歪みは、いくつかの間違った生活習慣が原因で起こります。
対処方法
体のシステムとして、ヘルニアが見つかったとしても、カラダが異物として判断し、白血球の一種であるマクロファージが処理し、小さくしたり消滅させたりしてくれる可能性はあります。
個人差はありますが、半年程度で、神経を圧迫しない程度まで小さくなります。
ところで、ヘルニアが見つかったからと言って、必ずしもそれが痛みやしびれの原因とは限りません。
整体で変わることが多いのは、そのためです。
自分でできる対症療法
運動は、血流アップや筋肉強化といった点で有効です。
また、ヘルニアが原因で痛みが起きたとしても、その後、ヘルニアがなくなっても痛みが続く場合があります。
それは、脳の機能異常による場合が多く、怖がらずに、無理しない程度に体を動かすことが大切です。
体を動かしても痛みが強くならないことを脳に繰り返し認識させることによって、脳の機能が正常化していきます。
こういう方の共通した特徴として、コルセットを手放せない、体を動かすことへの恐怖心を持っているなどがあります。
プールの中でウォーキングするなど、痛みがあまり出ない状態で運動することが重要です。
また、上体を後ろに反らすことに恐怖心がある場合は、一度、腰に手を当てて、上体を反らしてみます。
それで、痛みや痺れが強くならなければ、その動きによる神経障害はないので、毎日、数秒間でよいので、腰に手を当てて、上体を反らす運動をします。
施術例