線維筋痛症
状態
全身など広範囲に激しい痛みがあり、わずかな刺激で激痛が走ります。
ただ、個人差があり、軽度ならば日常生活が送れますが、重度になると痛みのために寝たきり状態になります。
痛みと疲労の違いはあるものの、慢性疲労症候群と共通した部分も多くあります。
また、男性より女性に多く、中高年に多いです。
主なほかの不調として、不眠、うつ、ドライアイ・ドライマウス、頻尿、胸焼け、頭痛、睡眠障害、高血圧、便秘、過敏症腸症候群などがあります。
原因
検査機器では検査できないため、原因不明とされることが多いですが、体の表面から神経を強く刺激できるポイント(18箇所)を押さえて、判断することが可能です。
具体的には、両側後頭部の後頭下筋腱付着部、頸椎C5-C7間前方、僧帽筋上縁中央部、棘上筋起始部、第二肋骨肋軟骨接合部、肘外側上顆2cm遠位部、臀部4半上外側部、大転子突起後部、膝上方内側脂肪堆積部を、術者の爪が白くなる程度に押して、疼痛があるかどうか確認します。
18箇所中11箇所以上に、疼痛が認められると線維筋痛症が疑われます。
一般的には、中枢神経(脳や脊髄)の異常により、痛覚を、身体の中で大きく増幅してしまっていることが原因と考えられています。
そのきっかけとして、外傷、手術、ウイルス感染などの外的要因や、精神的なストレスといった内的要因が考えられます。
このような肉体的や精神的なストレスを長期間放置したことが、中枢神経の異常を招いた原因になっていると考えられています。
対処方法
ここでは何人もの線維筋痛症の方を施術しましたが、いずれの方も、葵整体院で検査すると、全身のあちらこちらに、結合組織(靭帯・筋膜・骨膜・腱など)の異常が出てきます。
異常が出てくるということは、それがなくなれば、今よりも楽になる可能性があるということです。
事実、それを整体し、なおかつ、その原因となっている生活習慣を変えて、楽になっています。
また、精神的なストレスが悪化させる原因になるため、精神的なストレスを除去するために、整体以外の施術メニューをお勧めすることもあります。
重くなるほど、時間がかかりますので、早めに対処してください。