緊張性頭痛
状態
後頭部や首筋の両側の痛みやコリ。
連日ダラダラと続く頭痛。
頭全体を締め付けるような頭痛。
午後に頭痛が出やすい。
目の疲れやだるさがある。
緊張性頭痛の場合は、片頭痛とは違い、動いてもひどくならないのが特徴です。
原因
長時間同じ姿勢を続けていると、首周辺の筋肉が疲労し、異常収縮を起こします。
目の使い過ぎでも、同様なことが起こります。
すると血行不良となり、首のコリや頭痛が起こります。
精神的ストレスでも、首周辺の筋肉が緊張し、首のコリや頭痛を引き起こします。
朝、目が覚めたときに頭痛がある場合は、睡眠時無呼吸症候群を発症していて、脳の酸欠状態による頭痛の可能性があります。
対処方法
まず第一に、首周辺の筋肉の緊張を解いて、血行を上げます。
頭痛専門の整体院で行われている施術も、ここまでです。
しかし、頭痛専門の整体院で、首周辺の筋肉を緩めても変わらない方がいます。
それは、頭蓋骨の縫合部の靭帯が緩んでいる場合です。
施術を受けた直後は、血行がアップしているので楽になるのですが、筋肉の緊張を引き起こす原因となっている靭帯が緩んでいるため、すぐに戻ってしまいます。
頭蓋骨は、1つの骨で出来ているわけではなく、たくさんの骨が組み合わされて出来ています。
そして、それらの骨と骨の間は、靭帯により固定されています。
ほかで変わらない頭痛の方は、側頭骨が、首の筋肉の異常収縮により下に引っ張られ、その周辺の靭帯が緩んだ状態になっています。
その靭帯の緩みが、筋肉の緊張を引き起こし、血行不良となり、頭痛の原因となります。
靭帯の緩みを施術できるところは、ここなど限られているため、あちらこちら行った末に、ここに来られます。
もし、頭部をハチマキやバンダナで締めて、頭痛が軽減する場合には、頭蓋骨の縫合部の靭帯が緩みがあります。
注意事項
筋肉の緊張だからといって、叩いたり揉んだりしても、表層だけで深い筋肉は緩みません。
強い刺激によって、一時的に楽になるような気がするかもしれませんが、揉み返しが起きて、筋肉を緊張させ、更に力が抜けにくい身体になっていきます。
頭痛によっては、危険な病気が潜んでいる場合があります。
以下の場合には、ご注意ください。
- 髄膜炎
頭痛がして熱が出るので風邪と間違いやすいですが、髄膜炎の場合、首の後ろが固くなるため、首が前に曲がらなくなり、顎が胸に着かなくなります。 - 脳腫瘍
1~2ヶ月の間にどんどんひどくなる頭痛で、朝だけひどい痛みがあり、昼頃になるとおさまってしまう特徴があります。 - 硬膜下血腫
軽く頭を打った時の方が起こりやすく、頭痛が出るのは、早くて1ヶ月後で、頭痛以外に、手のしびれや認知機能7の低下が現れることがあります。
施術例