パニック障害・パニック発作
不安神経症の一種で、はっきりした原因がないのに突然、死んでしまうのではというほどの強い不安が起こり、それに伴って身体にいろいろ現れます。
それらは、パニック発作と呼ばれますが、数分から数十分でおさまります。
ただし、頻度は人によって異なりますが、パニック発作は、繰り返し起きます。
状態
人によって異なりますが、突然、死んでしまうのではないかという強烈な恐怖感、震え、動悸、頻脈、息苦しさ、めまい、冷え、多汗、全身のしびれ、腹部の不快感などが起きます。
突然起こり、何度、検査しても、異常なしと言われます。
なお、パニック障害に移行する前に、夜中何度も目を覚ます、寝付き悪いなどの不眠が起きていた場合が多いです。
原因
心身に対する慢性的なストレスと、ストレスを受けやすいネガティブな考え方の癖により、脳の扁桃体を刺激し続け、扁桃体が過敏な状態になります。
脳の扁桃体は、危険を察知し、身体を危険に備える(心拍数を上げるなど)指令を出すところです。
したがって、扁桃体が過敏になると、ちょっとした刺激で、扁桃体が暴走し、パニック発作を引き起こすことになります。
扁桃体が活性化すると、交感神経が活発になるため、不眠を引き起こしやすくなります。
睡眠中は、脳の活動が低下するため、脳内の酸素量が減り、二酸化炭素量が増加することにより、過敏となった扁桃体が危険として察知してしまうためです。
対処方法
私の経験では、パニック発作を抑えるために、徐々に薬の量が増えて行きました。
経験上、間違っても、会って5分足らずで薬を指示するだけのところに通うのは、避けた方が良いです。
これではまずいということで、ほかのところで森田療法や心理カウンセリングを受け、多少変わりましたが、また戻りました。
自分の場合は、ボディートークで大きく変わりました。
施術されたという感じはほとんどなかったのですが、気付いてみれば、パニック発作が起きてないという感じでした。
その体験から、ボディートークを施術メニューとして採用しています。
自分でできる対症療法
EFTエネルギー療法
EFTは、対症療法としては、お勧めです。
私の場合、パニック発作を起こした時に、EFTを使って、何度も、すぐにおさまった経験があります。
呼吸法
扁桃体の過活動がパニック発作を引き起こします。
扁桃体のそばには呼吸中枢があり、呼吸回数を減らすことによって、扁桃体の過活動を抑えることができます。
- 両手を前に組んで、前に伸ばしながら背中を後ろに丸め、息を吸います。そして、元に戻しながら、息を吐きます。
- 両手を後ろで組んで、胸を反らしながら、息を吐きます。そして、手を戻しながら、息を吸います。