猫背
頚椎の前湾が浅く、胸椎の後湾が深く、肩が前に出ている状態。
状態
- 首こりや肩こり、背中の痛みを引き起こしやすい。
頭の重さは、体重の1割と言われていますので、体重50kgの人で5kgもあることになります。
その重い頭が、身体の中心軸よりも前にズレている状態では、首・肩・背中に強い負担がかかり、筋肉の緊張が強いられることになります。 - スポーツ障害になりやすい。
関節の可動に制限が出て、無理な動きをしてしまい、故障の原因となります。 - 脳や自律神経に悪影響がある。
血流や神経の流れを妨げるため、障害が出てきます。 - 内蔵のトラブルになりやすい。
姿勢の悪さが、心臓や肺、腸やその他の臓器を圧迫し、自然な動きを妨げて、働きが悪くなります。
原因
パソコンや事務作業で、長時間続けて、背中を丸めている姿勢をとっているなど、生活習慣の問題が一番大きいです。
また、足のアーチが崩れて、踵重心になると、バランスを取るために上半身は前に出てきますので、足の問題もあります。
ほかにも、内臓系のトラブルや精神的なストレス、あるいは背が高いことを気にするなど心理的な問題も、身体を丸めようとしますので、猫背の原因となります。
対処方法
猫背は、その状態を身体が記憶してしまっている状態ですので、少し整体しただけでは、すぐに元に戻っていまいます。
記憶を書き換えるためには、繰り返し施術する必要があります。
また、生活習慣を変える必要もあります。
基本的には、長時間、悪い姿勢を続けないということです。
そうすることによって、その姿勢が記憶されることを防ぎます。