片頭痛(偏頭痛)
状態
ズキンズキンと脈打つような痛み。
吐き気を伴なうこともある。
動くとひどくなる。
フワフワとしたふらつきがある。
光がまぶしく感じたり、臭いや音に敏感になったりする。
片頭痛の場合、おじぎをすると痛みが強くなったりします。
おじぎをしても痛みが変わらない場合は、緊張性頭痛の可能性があります。
また、おでこや頭部に帯状疱疹が出ると、頭痛が生じます。
湿疹が出るまで、5日ほどかかりますので、それまでわからない場合もあります。
原因
一般的には、外からの刺激に対して強く反応して脳の血管が拡張すると、神経を刺激して、頭痛を引き起こすと言われています。
ただ、脳組織自体には感覚神経は存在しないため、髄膜や頭皮などにある神経が、緊張により圧迫されたり、血流不足による酸欠により、痛みを感じると考えられます。
いずれにしろ、それを繰り返して、視床(脳に痛みを伝える器官)が過活動状態になると、少しの刺激でも、強い頭痛を引き起こします。
したがって、人より、光が眩しい、臭いを感じやすいなど、脳が興奮しやすい人は注意が必要です。
食物アレルギーや食品不耐症が、片頭痛を引き起こすことがあります。
また、甲状腺の病気である橋本病を患っていると、甲状腺ホルモンの分泌が減少し、頭痛が長く続く原因となります。
対処方法
まずは、規則正しい生活を心掛けてください。
夜更かしや、休日に寝すぎるような生活は厳禁です。
医師によっては、血管の拡張が原因だからマッサージは厳禁という方もおられますが、一回の施術で痛みがなくなる方もおり、必ずしも正しいとは言えません。
葵整体院では、片頭痛の原因となる肉体的ダメージの修復や、精神的ストレスを解除する整体を行います。
また、食物アレルギーや食品不耐症が原因となっている場合は、整体以外の施術で対応します。
注意事項
放置しておくと、痛みを感じる回路が敏感になり、ちょっとした刺激で頭痛を引き起こしやすくなり、毎日、頭痛に悩まされることになります。
いずれ、薬も効かない状態になり、アロディニアという状態になります。
頭痛によっては、危険な病気が潜んでいる場合があります。
以下の場合には、ご注意ください。
- 髄膜炎
頭痛がして熱が出るので風邪と間違いやすいですが、髄膜炎の場合、首の後ろが固くなるため、首が前に曲がらなくなり、顎が胸に着かなくなります。 - 脳腫瘍
1~2ヶ月の間にどんどんひどくなる頭痛で、朝だけひどい痛みがあり、昼頃になると消える特徴があります。麻痺などが出たら、要注意です。 - クモ膜下出血
激しい痛みを伴う場合が多いですが、出血量が少ない場合、軽い頭痛の人もいます。吐き気を伴う場合は、要注意です。 - 硬膜下血腫
軽く頭を打った時の方が起こりやすく、頭痛が出るのは、早くて1ヶ月後で、頭痛以外に、手のしびれや認知機能の低下が現れることがあります。 - 脳梗塞
心臓などに障害を持っていると、血栓が脳へ飛び、血管を詰まらせることで頭痛が出ます。
頭痛と同時に、身体にしびれが伴う場合は、要注意です。 - 椎骨動脈解離(脳動脈解離)
脳の血管の壁がはがれて、痛みを出します。
片側が突然痛くなって、なかなか痛みが引かず、だんだんひどくなる場合は要注意です。
施術例