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脊柱側弯症
状態
- 背骨が「くの字」や「逆くの字」、更には「Sの字」や「逆Sの字」に曲がる。
- 背骨が側湾するだけでなく、ねじれながら曲がるため、背中の肋骨部分が後ろに盛り上がる。
- 40歳を過ぎて、骨・筋肉が衰えてくると再び進行する。
原因
脊柱側弯症は、機能性側弯症と構築性側弯症に大別されます。
機能性側弯症は、背骨自体に問題がなく、姿勢の悪さなど悪い生活習慣が原因で歪む側弯症です。
それ以外のものを構築性側弯症と言います。
筋肉の病気や脊髄などの神経組織の異常、生まれつき椎体が変形して歪んでいる場合があります。
しかし、構築性側弯症のほとんどは、それ以外の原因不明で、突発性側弯症と言われるものです。
人間の体は、ミネラルが不足すると必要な分を自らの骨から得ようとする現象があり、これが成長期の女性に脊柱側弯症が多い原因とも言われています。
人間の体は、自分が摂取した食物が作られることを考えると、偏食や加工食品などによる栄養素不足も大きな原因として考えられます。
また、必要な栄養素が体内に取り込まれるためには、腸内が健康な状態でなければいけません。
脊柱側弯症の方は、痩せていて、食べても体重が増えない方が多いのは、そのためです。
魚などにみられる脊柱側弯は、毒素によるものが多く、人間にも毒素による影響もあると考えられています。
作物には殺虫剤や除草剤が用いられ、食品に添加物が用いられていますので、場合によっては、解毒が必要となります。
対処方法
原因不明ということで、悲観される方もおられますが、多少のゆがみがあっても、痛みがなければよいとお考えください。
脊柱側弯症の整体というと、背骨を直接骨格矯正する整体や背骨周辺の筋肉を緩める整体が一般的ですが、その方法では、いずれ戻ります。
なぜなら、骨格は勝手に歪まないし、骨格の形を作っている筋肉も勝手に緊張しないからです。
筋肉を緊張させる原因を特殊な検査法で探り、それを整体することによって、結果的に筋肉のバランスが整い、骨格の歪みが正されます。
また、生活習慣に問題がある場合が多く、その指導も行います。
葵整体院における施術方針
ゆがみのための施術
まず、脊柱のゆがみのために、整体による施術を行います。
突発性側弯症であっても、間違った生活習慣により体をゆがませ、側弯を悪化させていることが、過去の施術実績からわかっているからです。
突発性側弯症のうち、どの程度、機能性側弯症が含まれているかは、各個人で大きくことなります。
過去の施術実績では、コブ角が半分になった方もおり、その場合、半分は機能性側弯症だったということになります。
整体の検査で異常が出てくるうちは、肉体的なダメージがあるということで、背骨以外が原因で体をゆがませている可能性があることを意味し、まだ整体の余地があります。
その原因となっている間違った生活習慣の指導も行いますので、自らの努力も必要です。
その後、整体の検査で異常があまり出なくなった場合、肉体的には、そこで体のバランスが取れている状態です。
痛みなどがなければ良しとするのであれば、ここで施術終了となります。
この状態をキープするために、3週間から1ヶ月に1回程度、通うことをお勧めしています。
ゆがみの進行を止めるための施術
次に、脊柱の歪みの進行を食い止めるために、整体以外の施術を行います。
例えば、体内の毒素が、骨の変形の原因となっているのであれば、それを排出しなければ、進行する可能性が残っています。
毒素や腸管の問題が出てくることが多いです。
たとえば、重金属中毒の異常があれば、解毒・排毒をすることになります。
ご注意ください
私は、昔、自然〇体療法に所属していましたが、その療法が出版している本の中で、「脊柱側彎症は、治ryou法が確立しているので、跡形もなくなる」と、説明されていました。
しかし、実際は、大きく歪みがある状態のまま、自然〇体療法に、何年も通っている女性をこの目で見ています。
誇大宣伝をしているところが、多く存在しますので、ご注意ください。
便利なスマホアプリ
個人で、脊柱側弯症の状態を管理することができるスマホアプリです。
これらは、脊柱の回旋角度を調べるもので、コブ角を調べるものではありませんが、側弯症の進行状況を把握することはできるため、月2回程度測定するのがよいでしょう。
施術例