「技術的に劣っているのに、繁盛している理由がわからない」
これは、この業界にいると、よく耳にする言葉です。
自分も長らくそう思っていた時期がありました。
肉体(身体性)、心(精神性)、魂(霊性)が渾然一体となっているのが、人間です。
これを、頭ではわかっているつもりでも、本質的には、わかっていなかったりします。
最初に出てきた言葉は、無意識下では、人間をモノ(肉体だけ)として見ている整体師の言葉です。
つまり、腕さえあればうまくいくと考えています。
ところが人間には心があります。
通り一遍の接し方ではなく、相手の心に寄り添うことが出来なければ、信頼関係は生まれません。
例えば、経営コンサルタントが指導するような小手先のテクニックではダメです。
信頼関係の太さによって、そこに行きたいと思う気持ちは変わります。
技術的に劣っているのに、繁盛している理由・・・
それは、人の心も理解して接しているからです。
一人ひとりの違いを理解し、適切に接した結果です。
それに気付いてから、最初に出てきた言葉を思っていた先生方の見方が変わりました。
それまで自分より低く見ていたことを、恥ずかしく感じるようになりました。
もし、そう言っている整体師を見かけても、そっとしておいてあげてください。
自分で気付くことが大切です。