70代、女性。
1ヶ月前から、右のおしりが痛くなり、太もも、膝裏、ふくらはぎが突っ張るようになった。
特に、歩いて右足が着いた時に、それが強く出る。
十数年前にも痛くなったことがあるが、こんなに痛くなったは初めてだそうだ。
上体を前に倒していると、痛みは出ない。
鍼灸院に通って、ハリとマッサージを受けたが変わらないということで、ここへ。
(初回)
状態)
身体の緊張が強く、頭が小刻みに震えている。
14、5年前から、震えが出るようになったそうだ。
腰が曲がったままなので、仰向けで寝ることも、うつ伏せで寝ることも、できない。
ということは、身体の前側に異常があることが予想できる。
また、左足よりも、右足のほうが、外反母趾が大きく、右の足元が歪んでいることがわかる。
検査)
両足の太もも、右股関節、右のおしりに異常の反応。
特に、太ももの異常の反応は強い。
施術)
右のおしりの痛みだけ。
足元からの歪みは、日頃の生活習慣に問題があるということなので、その指導もした。
(2日後、2回目)
状態)
前回施術してから、2日経った朝、突然、電話がかかってきた。
何事かと思ったら、身体が楽になったということで、間を開けずに施術を受けたいと、予約の電話だった。
今は、右側のおしりだけ、痛む。
検査)
太ももや股関節、右のおしりに、異常の反応。
施術)
おしりの痛みはない。
(6日後、3回目)
状態)
今は、どこも痛みがなく、時々、痛みが出る時がある程度。
検査)
異常の反応は、はとんどない。
ただ、足元の歪みが大きいため、自宅でできるトレーニングも教えた。
所感)
歳だからとあきらめて、痛いまま、同じところに通い続けている方が多いが、自分に合ったところに行かなければ、いつまでたっても変わらない。
それに、年齢よりも、生活習慣のほうが、ずっと影響が大きい。
この方の場合、ご家族の方が、素早く前のところに見切りをつけて、うちに来たことが良い結果を生んだ。