「ヒザが痛くて、正座が出来なくて」と整体院に来られる方は多い。
よほど、膝関節の変形が進んでいない限りは、正座できる状態には持っていくことはできるだろう。
しかし、正座は、文字通り、正しい座り方なのだろうか?
武士の刃傷沙汰が多く、それを防ぐために、すぐに刀が抜けないように正座をさせたという説もある。
実際、居合などでは、正座からではなく、あぐらを崩したような座り方から、刀を抜く。
そう考えると、かなり無理のある座り方ということになる。
そもそも足がしびれる時点で、正しくない気がする。
とはいえ、正座ができないことで、整体院として商いが成り立つとは皮肉だ。