60代、女性。
半年前に、脊柱管狭窄症と言われ、間歇性跛行があり、手術しかないと言われている。
歩くと両ふくらはぎの痛みが出るのと、両足全体にしびれがある。
昔から両膝の痛みがあり、階段を降りる時、しゃがむ時、正座する時に痛みが出る。
何年も前から腰痛もある。
ほかに、リウマチ、高血圧、頻尿、脳虚血発作などもある。
(初回)
検査)
両足の裏、太もも、腸骨の前側、ふくらはぎ、左すね、骨盤底、腰、両肘などに異常の反応。
施術)
左太ももの異常の反応は強く、施術しきれなかった。
また、両ふくらはぎは、あちらこちらに異常の反応が出てきたので、脊柱管狭窄症によるものだけとは思えない。
足裏の形も悪く、外反母趾、内反小趾、浮指で、履いてきた靴の靴底は、踵の外側だけがすり減っている状態。
これらから、足元の歪みが上へと伝わり、腰までのいろいろな痛みを引き起こしていると推測される。
したがって、足元の歪みを作っている生活習慣の指導も行った。
(9日後、2回目)
状態)
膝やふくらはぎの痛みはあるものの、腰痛はない。
数日前にたくさん歩いたせいで、膝の痛みが強く、普通に歩けない。
検査)
前回よりも、異常の範囲が減少。
施術)
段差はまだダメだが、普通に歩くには、膝の痛みはない。
(5日後、3回目)
状態)
歩くだけで両膝に痛みが出る。
施術)
歩くときの両膝の痛みはない。
(9日後、4回目)
状態)
階段では、痛みが出るが、普通に歩く分には膝の痛みはない。
施術)
段差を上る時の膝の痛みはない。