開業時、その場で痛みを取る施術をしていました。
これは、受けが良いだけでなく、「どうだ、俺がやった」と言う感じで、自分も優越感に浸れて気持ちの良いものです。
が、施術を続けているうちに様々な疑問が浮かびました。
これは、施術者が正しい基準を決めて、それになるように施術していくわけですが、(マウンティング整体とでも命名しましょうか)
「それって、その人にとって本当に正しいの?」と思ってしまったわけです。
三角形のところに、四角形を無理やり押し込めていないか?と。
それから、体から訊くように施術を切り替えていきました。
それが、今の整体だったり、ボディートークだったり、特別整体だったりします。
ただ、体の訊くといっても、「○○の異常は?」と訊いてしまっては、マウンティング整体と変わらなくなってしまうので、注意が必要ですが・・・
そうすると何が違ってきたかと言うと、変化がとても自然になります。
自然と言うのは遅いという意味ではなく、遅れてグーンと変わる感じです。
なおかつ、後の状態も良い。
世の中の整体の大多数はマウンティング整体ですが、それはそれで必要なものです。
より自然にという観点から行くと、今のほうが自然のような気がします。
自然に対して「負けて、参って、任せて、待つ」余裕を持たないといけませんね。