たまたま、NHKのテレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、作業療法士・藤原茂さんを紹介する放送を見ました。
他より良い結果を出している方は、やはり考え方が違うんだなと思いました。
リハビリというと、機能向上させることが目的になりますが、この方の場合、やりたいことを一生懸命やってもらうことが目的で、結果として機能向上するという考え方ですね。
体だけ扱ってもダメ。
常に、心と体はつながっています。
それと、最初のころ、最新のリハビリメニューをしようとしたようですが、それが作業療法士のエゴであることに気付いたというのも、一般的な作業療法士とは違います。
自分も以前は、「痛み・しびれ専門整体院」ということで、身体の痛み・しびれを取ることだけに集中してきましたが、人によっては、心の部分を扱わなければ、身体の痛み・しびれはなくなりません。
たとえ、一時的になくなったとしても、再発という問題が出てきます。
心と体の両面を扱うことが、重要です。
更に、俺が施術してやるという整体師のエゴを押しつける施術では、限界があるということにも気付きました。
自分でできることは自分でやる、人に頼り切らないという前向きな心が必要です。
それで、数ヶ月前から思い切って、「治さない整体院」と方針転換しました。
自分の療法は凄いんだと自慢しているようなところでは、整体師のエゴで、延々と通わされる危険性があり、注意が必要です。
心も体も人それぞれ、施術結果は、やってみなければわかりません。