40代、男性。
3ヶ月前から五十肩になり、腕が上がらず、後ろに手が回せなくなった。
2ヶ月間、接骨院に通い、可動範囲が広がったが、最近、肩に痛みが出てきて心配になり、ここへ。
4ヶ月前から仕事が変わり、肩こり。
10年前から糖尿病と言われ、人工透析を受けている。
(初回)
検査)
両足の足裏、すね、太もも、下腹部、股関節の後側、両手の掌、肘、腕、胸などに、異常の反応。
特に、太ももには強い異常の反応。
(6日後、2回目)
状態)
肩の痛みはなくなって、可動制限だけになった。
ただ、肩こりを強く感じる。
検査)
すね、太もも、下腹部、股関節の後側、両手の掌、肘、腕、などに、異常の反応。
相変らず、太ももには強い異常の反応。
所感)
太ももの内側を施術している時に、肩こりが消えていくのがわかったそうだ。
人間の体は、部分部分で動いているわけではなく、すべてが連係して動いている。
だから、全身を施術する必要がある。
ただ、説明してもなかなか理解してもらえないが、今回、身を持ってわかってもらえてうれしい。
(5日後、3回目)
状態)
肩の可動範囲が拡大。寝ているときに、肩こりを強く感じる。
検査)
すね、太もも、左手、右肘、右腕などに、異常の反応。
前回と違って、強い異常の反応がない。
施術)
少し肩の可動範囲が拡大。
所感)
糖尿病の方を何人も見てきたが、共通して、どなたも、足の歪みが大きく、下半身に負担がかかり、ダメージを受けている。
やはりこれは、糖尿病になったから足にダメージを受けているというよりは、足が悪いから糖尿病になったと考えたほうが良さそう。
足と、糖尿病、一見関係なそうに見えるが深いつながりがある。
うちの母親も糖尿病を患っているが、検査をすると、足に、かなり強い異常の反応が出てくる。
ということは、それらを推測した私の師匠の説を裏付けている。
間違った生活習慣から、足が歪み、膵臓の負担がかかって機能低下を起こしている。
その負担軽減には、生活習慣を変えることと足の施術が欠かせないということになる。