たまに、「骨盤の歪みが気になるので、骨盤矯正をお願いします」という予約が入る。
世間一般では、骨盤および骨盤周辺の歪みを整えて終わりとなる。
しかし、施術前の検査で、足首、すね、膝、太もも、股関節と異常が出てくる場合が多い。
つまり、骨盤だけが歪んでいるのではなく、足元が歪んでいるから、結果的に骨盤が歪んでいる。
人は、2足歩行しているので、当然といえば当然の結果である。
となると骨盤矯正で大切な事は、骨盤だけでなく、足元からすべて整体すること、そして、日常での間違った身体の使い方を正すこと、この2点である。
ただ、このことは、そういった異常を見つけることができる検査法があって初めて成り立つ。
なぜなら、足元からだけではない場合もあるからだ。
いずれにしろ、大した検査もやらないで、骨盤やその周辺を矯正する骨盤矯正は、一時的で、何度も通ってくれるお得意様を作ることになる。
だから、そういうところは、施術以外のところに、手間もお金もかけている。