女子中学生
4ヶ月半前に、学校で身体の歪みが大きいとして、病院で検査を受け、11度の脊柱側湾症と言われた。
医師から、3ヶ月ほど様子をみてみるということで、再度、検査を受けると21度と背骨の歪みが急激に大きくなった。
病院では変わらないということで、ここへ。
(初回)
左肩が大きく下がって、背骨が左右に10cmほど歪んでいる。
検査)
側湾症の方の多くは、足元からの歪みが大きいので、そこから見ていくことにした。
右足の甲、両足のすね、膝裏、太もも、股関節、下腹部、おしり、両掌、右腕、右鎖骨の下、左胸、首の左側に、異常の反応。
特に、すねと太ももの内側、股関節に強い異常の反応があり、足からの影響が大きいことがわかる。
施術)
寝た状態では歪みが半分ぐらいになるので、まだ変わる余地はありそうだ。
日常生活の体の使い方にも問題があるため、それは、本人に努力してもらうことにした。
(1週間後、2回目)
検査)
両足のすね、太もも、股関節、おしり、右膝裏、左掌に、異常の反応。
太ももの内側に強い異常の反応。
施術)
寝た状態では歪みがほとんどないが、立つと背骨が歪む状態。
(1週間後、3回目)
状態)
立った状態で、背骨の歪みをみてみると、左右におよそ指の幅3本分のずれ。
検査)
両足のすね、太もも、おしり、右胸、左掌に、異常の反応。
施術)
寝た状態では、背骨の歪みは、ほとんどなし。
立った状態では、指の幅1本ほどのずれ。
(1週間後、4回目)
状態)
立った状態では、背骨の歪みは、左右におよそ指の幅2本分のずれ。
検査)
両足のすね、太もも、おしりに、異常の反応。
施術)
寝た状態では、背骨の歪みは、まったくなし。
立った状態では、指の幅1本ほどのずれ。
この状態を保ってもらえばいいのだが、そう簡単にはいかないもので・・・
所感)
側湾症の整体というと、背骨や骨盤周りの筋肉や骨格を整えて終わりのところが多いが、人間は二足歩行している以上、足からの影響は無視できない。
側湾症の方の場合、検査すると、足に強い異常の反応が出てくる。
ここを施術しないといけないし、それからわかる生活習慣を変えてもらわないといけない。