開業当初は、筋肉の硬いところがあれば、何も考えずに緩めていました。
筋肉の深いところまでほぐすことができる療法でしたし、そう教えられていました。
でも、ある時、体の歪みが逆に大きくなってしまったことがありました。
この時、「何か間違っている」と思ったのを覚えています。
今は、体がどう修復するかは、体にお任せしています。
それからは、そういうことはなくなりました。
ほぐしを前面に出しているところは、ちょっと注意が必要です。
必要があって、筋肉が緊張しているのに、それを緩めてしまうと逆に痛みが出てしまいます。
もっとも、筋肉を緩める技術がそれほどでもなければ、硬いままで変化しませんので、それはそれでよいかもしれませんが。
自分が以前使っていた自然形体療法は、関節部を揺らしながら、筋肉の深いところまで緩めることができるので、その意味では、知識と経験が必要です。
でも、ベテランの方の施術でも、靭帯の緩んで痛みが出ている方に対して、筋肉を緩めて牽引して、余計に痛くなったということで、東京からここまで来られた方がいましたので(-_-;)
それなら、いっそ、体が行きたい方向に補助してあげたほうが・・・