施術技術を磨く目的は、大きく2つに分けることができると思います。
自分のためにする人と、他人のためにする人に。
「日本ichiの整体師になりたい」とか、「地域ナンバーwan整体院を目指して」とか、よく耳にしますが、冷静に考えると、これは自分の欲(大金を手にしたいとか、人から一目置かれたいとか・・・)です。
大元をたどれば、人のためではありません。
なぜそんなことが言えるかというと、昔の自分がそうだったからです。
今は、目の前の方だけに集中するようになりました。
目の前の方のことだけを考えれば、おのずとやるべきことは決まってきます。
特に最近、仲間でおかしくなってしまう先生が続出しています。
おかしくなるというのは、自分がichi番だと思い込んで、周りを軽蔑したり、高慢になったり・・・すると施術自体もおかしくなってきます。
つい最近も一人の先生がおかしくなって、閉院することになったようです。
今使っている療法は、習得が難しいということもありますが、想像以上の力を手にすることになり、そういう危険性が非常に高く、今では、まったく、人に勧めなくなりました。
自分が勧めた方の人生を狂わせてしまったら、後悔することになりますから。
自分自身、毎月、師匠の元を訪ねたり、自分の欲には使用しないと一線を引いたりして、自制しています。
でも、この療法を私に勧めた先生がいるから、今の自分がいるんですが・・・大丈夫だと思ったのかな?