男子中学生。
一年前から痛み出し、3月からは、歩くだけでも痛くなってきた。
有痛性外脛骨で、病院に3ヵ月半通い、リハビリや簡易足底板などを使ってきた。
生まれつき、体が硬く、最近は、左太ももの肉離れを繰り返し起こした。
(初回)
検査)
足踏みをしてもらうと、それだけで両足に痛みが出る。
両足とも偏平足で、足首が内側に入っている。
試しに、足趾を使った状態で足踏みをさせると痛みは出ないので、やはり、足のアーチの崩れが原因のようだ。
それと全身の筋肉の緊張も強く、生まれつき、体がかたい感じ。
施術)
痛みは変わらず。
でも、強制的にアーチを作ったり、足首が内側に入るのを押さえたりすると、痛みが変わるので、靭帯の緩みもある。
施術だけでは時間がかかりそうなので、足趾の訓練方法を教え、さらに足半(あしなか)も購入。
(2日後、2回目)
検査)
相変わらず、体の緊張は強い。
施術)
痛みの変化はない。
手で矯正した形を作ると軽減するのだが...
そこで、自然形体療法では邪道とされているテーピングを教えた。
足の縦アーチと横アーチをサポートするテーピング。
(3日後、3回目)
状態)
テーピングすると痒くなるそうで、やっていないそうです。
こういう場合、やってはいけないので、仕方ないです。
足半(あしなか)の使用と靴の正しい履き方を守っているようで、少し足の緊張が緩んでいました。
施術)
痛みの変化はない。
テーピングも駄目となると、残されたものは、足趾インソール。
普段使用している靴のインソールに取り付けて、足の指を使うようにして、アーチを作る優れもの。
所感)
有痛性外脛骨で、ここまで苦戦するのは初めてです。
状態が悪いので時間がかかりそうです。