70代、女性。
8年前に、パーキンソン病になった。
病院の判断では、それから、左側に筋肉の緊張が入り、背骨が大きく左に曲がり、腰椎4番が外れかかっている状態で、腰痛を引き起こしているとのこと。
痛みで精神的にまいっており、本人は手術を希望したが、病院側で断わられた。
膝の痛みは、整形外科では、変形性膝関節症で、こちらも手術が必要な状態という。
なお、パーキンソン病の震えなどは、4ヶ月前に、頭に電極を入れる手術をして、おさまっている。
週2回、5年間、鍼灸院でマッサージを受けて、筋肉は緩んできたが、痛みが変わらないということで、ここへ。
(初回)
検査)
立った状態で、上体が大きく右に傾いており、歩く時に、腰と膝に痛みが出ることを確認。
背骨が半分から下の方で左に大きく歪んでいる状態でした。
側湾症と違い、カーブの頂点では、鋭角になっており、脊柱が横にスライドしているようなゆがみになっている。
パーキンソン病なので、やはり、全身のあちらこちらに異常の反応。
施術)
歩いても、腰も膝も痛みはない。ということで、驚きとともに喜んでもらえた。
所感)
やはり、必ずしも手術でないと痛みがなくならないものではない、ということを改めて認識させられた。
(3日後、2回目)
状態)
前回、すぐに少し戻ってしまった。
ただ、腰の痛みではなく、腰がだるい状態。
膝の痛みは、昨日から戻ってきたとのこと。
施術)
多少、腰のだるさはあるものの減少。
膝の痛みはない。
ただ、検査では下腹部に異常の反応が多いので、下腹部に原因があるのかもしれない。
(3日後、3回目)
状態)
1日中、腰も膝も痛くない時があり、喜んでおられた。
今は、少し戻って、歩く時に膝の痛み、腰のだるさもある。
施術)
腰のだるさが減少。