私が以前所属していた自然形体療法の東京の整体院に通われている方が、何時間もかけて、わざわざここまでやってこられました。
その最大の理由は、そこでの原因説明がどうにも納得できないということでした。
実際、今使っている療法の検査を行ってみると、まるで違う結果が出てしまいました。
東京の整体院では、太ももの後ろ側の筋肉の低下が原因と言われたそうです。
しかし、検査しても、そのような異常はありませんでした。
自分が探った異常としては、足部の歪みによる異常が腰まで連なっていたり、お腹全体に異常があったり、交感神経の緊張があったり、痛みのある部分については、靭帯の異常の反応が出てきたりといった感じで、たくさん出てきました。
実際、自分の施術で痛みが軽減したので、自分の判断に間違いはないと思っています。
手法=検査ということが優れていることだと以前の療法では教えられましたが、この方の場合、夜中に寝ている時だけ強く痛みが出るので、痛みの変化を頼りに技をかけていく方法では、検査にならなかった気がします。
結局のところ、それが有効な時もあれば、無効な時もあるということです。
手法=検査では、潜在的な異常など、かえって検査できないことの方が多いかもしれません。
検査できないゆえの問題も・・・それは、後日。
でも、痛みのある方の場合、その変化を聞きながら手法を選択でき、即効性の高い技が多いので、場合によっては、かなり施術時間を短縮できます。
施術者側にとっては、たくさんの方を施術することが可能になり、売上を大きくできるメリットがあります。