膝蓋靭帯付着部である脛骨粗面部の傷害なので、その部分を固定すれば痛みが出なくなるということで、安易に使用する場合が多いです。
オスグッド病に対応できない整形外科が、オスグッドサポーターの装着を勧める時点で、それは対症療法に過ぎないことがわかります。
オスグッドサポーターにより患部を締め付ければ、血行不良を起こしますが、問題はそれだけではありません。
一番の問題として、警報措置を停めることになるということです。
全体の歪みの結果として、そこに負担がかかってダメージを与えて痛みが出ているわけで、ある意味、警報装置として働いています。
オスグッドサポーターによって警報装置を停めて、好き勝手に動いてしまっては、さらに悪化させることになります。
痛みは、体を守るためにある大切な警報です。
それを踏まえた上で、使うかどうかを考えて欲しいと思います。