うちでは少ないですが、猫背や反り腰(出っ尻)など、姿勢を直したいと整体院に行く方もいます。
姿勢矯正を売りにしている整体院も多いです。
スマホがかなり普及して、ガラケーとは違い、長時間見ていることが多く、猫背の方がかなり増加しました。
首こり・肩こりなどで来られる方の場合、立ち姿などを確認しますが、例外なく、頭部と両肩が前にせり出しています。
反り腰(出っ尻)は、過去あるいは現在において、ヒールの高い履物を履いていた方に多く見られます。
ヒールが高いと重心が前に行って、そのままでは前に倒れてしまいますので、骨盤を前傾させ、お尻を後ろに突き出す(出っ尻)ことによって、前後のバランスをとることになります。
骨盤が前傾すると、そのままでは、上体が前屈みになってしまいますので、上体を無理やりに起こすために、腰椎が大きく前湾する(反り腰)ことになります。
いずれに場合にも、不自然に緊張する筋肉と弛緩する筋肉ができることになり、痛みやこりの原因となります。
不自然に弛緩する筋肉は、弱化することになりますので、筋肉を緩めて姿勢を矯正しようとする施術は、一時的には姿勢が綺麗になったとしても、すぐに元に戻ります。
なので、施術だけで姿勢が良くなると言っているところは、やめたほうがいいかもしれません。
不自然な緊張を整体で緩めることも必要ですが、間違った生活習慣で、使わなくて弱くなった筋肉を強化する必要もあります。
もちろん、根本的には原因となった不自然な生活習慣を正さないといけませんが。
テレビの健康番組で、チェック法や筋肉を強化する方法を紹介していましたので、それを試してみるのもいいかもしれません。
良いか悪いかは、相性がありますので、やってみるしかありません。
そこで紹介されていたチェック方法ですが、
壁に向かって椅子に座り、爪先と膝を壁に当たるところまで体を前にずらし、その状態で立ち上がります。
猫背の方は、上体を前に倒しこまないと立ち上がれませんので、この状態では立ち上がれないと思います。
一方、反り腰(出っ尻)は、体のバランスが取りにくいので、肩幅に足を開いた状態で、片足を大きく一歩踏み出し、その膝を90度まで曲げてから伸ばしします。
それで、バランスが崩れたらアウトです。
さらに、筋トレ方法ですが、
壁に向かって足を肩幅に開いて立ち、爪先を壁に当てます。
手を頭の後ろに組むか、あるいは、壁に手をつきます。
お尻を突き出すように膝を曲げ、膝が壁に軽く触れるまで曲げ、伸ばします。
5回/1セット、3セット/日。
だそうです。
両手を組んで上に上げるストレッチ法と組み合わせるとより効果的ですが、文章では説明しにくいので、とりあえず、ここまで。