整体・カイロの世界では、いまだ、骨格や筋肉に着目した療法が主流です。
結合組織に着目した療法は、増えつつあるもののまだまだ少数派です。
筋肉の緊張を取っても、検査すると結合組織の異常はまるまる残ったままです。
逆に、結合組織の異常がなくなると、筋肉の緊張はなくなります。
つまり、より根本原因に近づくことができます。
実際、結合組織の異常を調べていくと、自覚する痛みまでどうやって異常が伝わって行ったかが手に取るようにわかります。だから、真の根本原因は、日常生活にあることがわかるわけですが。
うちは、どの方法でも使えますが、結合組織(靭帯、筋膜・・・)の異常の対応をメインにしています。
検査法も独特で、押さえた時に、その異常があると痛覚で本人にわかるようにしています。
だからといって、当人がいくらそこを押しても、その痛みは出ません。
施術後、再度、検査をして、痛みが出ないことを確認します。
この現象をうまく説明することは困難なので、結局、「???」となり、なかなか理解してもらえないのが実情です。
プロの整体師ですら、施術した際、検査の痛みであることをいくら説明しても、自分でグイグイ押して、出ない痛みを無理やり出そうと頑張る方がいるくらいですので。
ひとつの目安として、
根本原因から離れれば離れるほど、技は複雑になり、種類も多くなります。
逆に、根本原因に近づけば近づくほど、技は単純で、種類も少なくなります。
自分の場合、全身、同じことしかしてませんから。