傷付いたら、痛いのは当たり前です。
だからこそ、体はこれ以上を無理して動かしてはいけないとわかります。
痛くなったら、痛み止めを服用する、あるいは鎮痛剤を貼り/塗る、といった行為は、危険を知らせるシグナルを止めるのと同じです。
こういう方は、痛みがない=もう大丈夫、と思っています。
でも、現実は、組織が傷付いたままです。
傷付いたままで、無理な動きをすることになるので、それを繰り返すと、前よりも悪い状態になります。
これは、病院だけの問題ではありません。
整体でも、受けが良いことから、ここ最近、その場で痛みを取る施術が流行っています。
うちも以前使っていたので、偉そうなことは言えませんが・・・
なんでもかんでも、痛みをなくせば良いというものではありません。
うちでは、施術後、体にお任せしているので、丸1日経ってから、急激に楽になることが多いです。
そのため、首をかしげて帰宅して、丸1日経って急に楽になって、あわてて次の予約を入れる方もいます。
そうは言っても、痛くて仕事できないから、仕方がないという方もいます。
覚悟の上で、痛み止め処置をすることです。
少なくとも、痛みがない=もう大丈夫、と勘違いしないことです。
ところで、「その場の痛みが取れればいいでしょ。痛くなったら、また、施術すれば。」と思う人もおられるかもしれません。
再発を繰り返していると、いずれ、それでは対処できなくなります。
実際、長期に渡り、対症療法を繰り返していて、うちでも対処できないレベルまで悪化されていた方がいました。